RRR
よく見ているyoutuberさんや周りの友人が「いいよぉ!」と勧めてくれたので見てみることに。
ネタバレ無しあらすじ
舞台は1920年、当時は英国の植民地とされていたインド。
英国から大事な妹をさらわれてしまい、妹を連れ戻そうとするビームと、英国側警察官のラーマによるダブル主人公の作品。
インド映画ならではの3時間(インターバルあり)、ハッピーになれる音楽・ダンスも楽しめる作品。
ネタバレ注意感想
インド映画って独特
面白いですよね、インド映画。はまりそう。
- 長い(3時間は当たり前なので、途中で休憩が入る)
- ミュージカル風なダンスが入る(楽しい)
- 序盤の展開は意味が分からない(最初は置いて行かれているのを楽しむもの)
- 途中は結構えぐいストーリー(普通に人が死んだりする)
- 最後は絶対に完全ハッピーエンド(最高だ)
- 演出が豪華で派手
お酒とお菓子を片手に楽しむのがとても良い。
この『RRR』、上記の要素がすべて詰まった「ザ・インド映画」って感じですごく楽しかったです。
戦闘シーンなんかすごかったし(ギャグだよなと思うくらいすごい)、
大評判の「ナートゥ」も良かった!中毒性ある。
ナートゥダンスの本気さに笑ってしまった。すごすぎワロタ状態
最初、ラーマが上からの指示に従って、大群衆の中からとある人を引っ張り出すシーンがあるのですが、
そこの戦闘シーンが結構リアルというか、すごかった。
だいたい、映画やアニメの大群VS一人の戦闘シーンって、大群側が一人ずつ襲ってきた理とかして、ちょっとリアリティに欠けたりするじゃない。
でもRRRでは全然違っていて、超リアル。
普通に戦ったらこういう動きするよなって思う。みんないっぺんにラーマに向かって攻撃仕掛けてくる感じ。本当に戦ったんかなアレ。
(まあところどころ、ラーマの強靭さを表すために人が吹っ飛んだりするので、「こんなうまくは行かんやろ」ってところはもちろんあるが)
とにかく、「インド映画すげー!」ってなりました。
主人公のモデルは実在するらしい
主人公のビームとラーマ、インドで実在した人物がモデルになっているらしい。
ビームは、ゴンド族を率いて英国に反乱を起こした「コムラム・ビーム」という人。
名前・民族が同じですね。
ラーマは、「アッルーリ・シータラーマ・ラージュ」というインドの革命家がモデル。
本人とされる銅像の姿が、映画内ラーマの最終決戦時の姿とほぼ同じ。
戦闘がめちゃんこ強かったというのも、モデルと同じだそう。
ただ、警察官としてもぐりこんでいたという事実はなさそうです。
恋人「シータ」も実在した様子。
wiki情報ですが、ビームの歴史とラーマの歴史を色々混ぜて映画が作られているような印象を受けました。
実際、二人は出会ってなかったみたい。
これ、イギリスで公開してるの?⇒してた
舞台がイギリス植民地時代のインドということもあり、イギリスの描かれ方が結構えぐい。
典型的な救いようのない悪役として描かれています。
分かりやすい悪役がいた方が、映画としては盛り上がるんだけど、実際にあった舞台背景だし…こんなストレートに描いて大丈夫?
でもふと思ったのは、日本も敵国としてボロクソに描かれている映画ってあるよなあと。
日本の歴史舞台にした映画でも、アメリカが敵国として残虐に描かれてたりするしね。
日本にいるから、日本が敵国な映画があまり出回らない&情報も届かないだけであって、実際はあるはず。
って思い、イギリス内でのRRRについて調べてみたんだけど、実際に上映されているし、何ならすごくヒットしているらしい。
えええ。まじか。
イギリスの人はどんな気持ちで観てるの?
ハッピーエンドで終わる作品は好きだ
インド映画「きっとうまくいく」も観たんだけど、インド映画の最後って最高にハッピーで終わるからいいよね。
途中の展開は結構えげつないんだけど、最後が良ければ幸せな気持ちになるなあ。
昔から、ハッピーエンドで終わる作品が好きなんですよねえ。
やっぱり、できるだけポジティブな感情を持ちながら生きていたい。
最後、イギリス国王を追い込んで殺しちゃうんだけど、
よくある展開としては、最後の最後で大ボス(国王)に銃で撃たれて主人公どちらかが死んじゃうとか。
実は大ボス(国王)が良いやつだと気づいてから国王が死ぬエンドとか。
↑の展開ってちょっと後味悪いんですよねえ。
でも、RRRは気持ちいいくらい躊躇なく殺してた。笑
気持ちよかったねえ。