読書・映画記録

読んだ本や見た映画の記録用ブログです

【読書】チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?

著者:スペンサー ジョンソン

2000年11月27日発行(日本)



 

今年の目標「読書月5冊」が、2月にして未達の可能性が出てきて焦っています。

ずっと手元にあって読んでなかったビジネスマン必読書を読んでやる気ターボをかける。

 

学びまとめ

変化は起きる

前提として「変化することが当たり前」だと思うことから始まる。

「進化論」を提唱したダーウィンの名言で以下のような言葉があるが、まさにその通り。

最も強い者が生き残るのではなく、

最も賢い者が生き延びるのでもない。

唯一、生き残るのは変化できる者である。

 

よく歌の歌詞でも

「ずっとこのままがいいね」「いつまでも変わらない僕ら」

というもの多いですよね。

人間以外は確実に変化していく中で、果たしていつまでも変わらないことが良いことなんだろうか?

なんて思ったりしました。ふふ。

 

変化を予期せよ・探知せよ

変わることが当たり前だと思えたら、その変化をすぐにキャッチできるように予期・探知することが大切です。

「こういうことが起こるかもしれないな」と常に想像できる力を養わないといけません。

作中、ネズミたちはチーズがだんだん少なくなってきていることに気づいていたので、チーズが無くなってもさほど驚きはしませんでした。

 

変化に素早く対応せよ

変化を感じ取ったら、素早く対応することは人生においてとても大事。

これができないんだよなあ。

この本の中でも、ネズミの「スニッフ」「スカリー」は、チーズが無くなってすぐに新しいチーズを探しに行きました。

でも、小人である「ヘム」「ホー」の二人はいつまでも動けません。

 

前出のように、ネズミたちはチーズの変化に気づいていたのですぐに行動に移せました。

一方小人たちは、突然チーズが無くなったことに驚き・嘆き・怒り、しばらく何もすることが出来なかったのです。

 

人間は賢いがゆえに複雑に考えてしまう

作中、ヘムたちは賢いがゆえに色々なことを考えます。

 

「なんでチーズが消えたんだろう」

「どうしてこんな目に合うんだ?」

「実際は何が起こっている?」

この分析が、物事を複雑にしてさらに動けなくしているのです。

 

また、賢い頭脳を持った小人は、賢いがゆえに変化する恐怖を感じてしまったのです。

動いたら道に迷うかもしれない。

新しいチーズは見つからないかもしれない。

待っていたらまたチーズが出てくるかもしれない。

そして自然と、変化しない道を選んでしまいます。

 

動かない言い訳っていくらでも出る

この本の中に、ヘムが新しいチーズを探しに行かない言い訳がたくさん出てきます。

  • 「このステーションのことはよく知っているから安全」
  • 「ここが居心地がいいから」
  • 「他の場所は危険だ」
  • 「他を探す元気はないだろう」
  • 「見つけられなかったらどうするんだ?」
  • 「新しいチーズは好きじゃない気がする」

本を読んでいると「ウワー…」って思うんだけど、自分の身にも覚えがあったりします。

やらない理由ってめちゃめちゃ出てくるんですよね。

動くと恐怖は消える

人間の恐怖は「分からないこと」にあると思います。

意外と動いてみたら、恐怖はただの杞憂だったことに気づくのです。

心配事の9割は起こらないらしいですからね。

作中、ホーは一人でチーズを探しに出発しますが、実際に歩き出すと恐怖は一切消えている様子が描かれています。

やってみると、案外すんなり行ったりするんですよね。

 

変化を楽しむ

この本の中で、ホーがしきりと伝えるメッセージが「変化を楽しむ」ということ。

変化って怖いことではなく、楽しいことなんだよ!って思えたら、確かに足取りは軽くなりそう。

変化が怖いと思っているのは人間自身が作り出しているだけですし。

 

「新しいチーズ」を想像する効果

ずっと古いチーズにしがみつくのではなく、新しいチーズに思いをはせる事。

もっとおいしいチーズが手に入るかもしれないという希望は、人間に動く力を与えてくれます。

ビジネスも同じ、今あるビジネスだけではなく、もっといいビジネスがあるのではないかと想像することは大事。

 

「チーズ」には寿命がある

作中はチーズでしたが、ビジネスにもチーズと同じように寿命があります。

成功したビジネスも、時間がたてば古いものになってしまうのです。

いかに勇気をもって古いチーズを捨てられるか。

 

振り返り

何かと人のせいにするサラリーマン

作中にあるヘムのセリフですごく印象に残ったのが以下。

チーズが急に無くなったことに対するセリフです。

「我々には権利がある」

「この事態は我々のせいじゃないからだ。誰かほかの者のせいなんだから、我々はこうなったことで何かをもらうべきだ」

変化が起きたとき、自分を被害者だと勘違いする人が多いと思う。そう私含めて。

自分が被害者になれば、助けてもらえると思っちゃってるんですよね。

これは日本に住んでいるから、そういう考えになっちゃってるのかもしれません。

 

例えば、勤めていた会社が倒産してしまって職を失った場合とか。

日本だと「被害者」に近い扱いになって、補助金とか色々出ますよね。

でも、倒産という変化に気づけなかったとも言えます。

(上層部が倒産をひた隠しにしていた可能性もありますが…)

 

会社に勤めている以上、その会社が倒産するリスクは少なからずあるので、その時のために自分のスキルを高めておくとか、次の会社を探しておくとかは大事なんだろうなあ。

 

シンプルに考える、難しい

「物事を複雑に考えすぎてしまう」という学び、とても耳が痛いです。

私は、実際に起きた事象を複雑に考えすぎる癖があります。

というか、ちゃんと事象が起きた背景・理由を分析しておかないと、また同じことを繰り返してしまうんじゃないかと怖くなっちゃうんですよね。

作中のように、突然チーズが消える事象が起きたら、原因を明らかにしたくなるのは仕方ないのでは?と思ってしまいました。

例えば、他の生命体がチーズを食べつくして無くなったのであれば、チーズを探す前に他の生命体をなんとかしないとまた繰り返しますし。

チーズの在庫が無くなっちゃっただけであれば、どれくらいの在庫で何日分持つのか計算できれば、次は戦略が立てやすいだろうし。

チーズが腐ってしまったのであれば、チーズを腐らせない方法などを考えられますし。

 

もっとシンプルに考えた方がいいとわかってはいるけど…ううん難しい。

 

私はヘムだなあ

作中の登場人物4人の中で、自分が一番近いのは「ヘム」かなあと思う。

変化に気づかず、変化が起きたことに悲しんだり怒ったりする割には、変化しない言い訳を並べまくって結局動かない。

あげく、「私は被害者だ!」とわめき、他の人になんとかしてもらおうとするかも。

こうしてみると、私って結構クズだな……。

【読書】あなたはあなたが使っている言葉でできている

あなたはあなたが使っている言葉でできている

著者:ゲイリー・ジョン・ビショップ

2018年10月30日発行

https://amzn.asia/d/fCutqud

 

学びまとめ

人は常に自分と会話している

自分にどんな言葉をかけるかで人生が変わる

セルフトークをアサーティブ(主張型)に変える

×「~する予定」「~したい」

○「~する」「自分は~だ」

 

人間は思考ではなく行動で決まる

×思考が行動を変える

○行動が思考を変える

気分じゃなかろうがとにかくやる人が成功する。

思考と自分を切り離して、ネガティブになっても行動をすること

 

「期待」が暗い気持ちを作る

人は期待と現実のギャップで落ち込む。現実ではなく期待の方に問題がある。

予想がつかない事実を受け入れて現状と向き合う。

プランに100%沿おうとしない。

自分が期待する人生ではなく、今の人生を愛す。

 

人生に完璧な気分・状態なんてない

「不安が無くなったら行動しよう」「完璧に準備できたら動こう」は一生動かない。

自分の内面を成長させたいなら外に出ろ!

 

死ぬ前に後悔することは「挑戦しなかったこと」

羨ましいと思う人生を歩んでいる人と自分との違いは「やったかどうか」だけ。

 

自由になるために「今やっていることをやめる」

問題の原因や、今の状況を招いた習慣を本気で止める。

 

自由になるために「前へ進むのに必要な行動を取る」

思考を変えるのではなく行動してしまう。

 

振り返り

よくある自己啓発本

この本はKindleで2023年に積読していた本だったのですが、もっと早く読んで早く返却して本棚空ければよかった~~~~と思う。

それくらい、世に出ているよくある自己啓発本と中身が一緒。

こういうところあるから、気になったら速攻で読んだ方が良いんだよなあ。

 

日ごろから自己啓発本を読んでいる人からすると、特に真新しい情報はなく、

どちらかというと「キレイ寄り」な内容だから、現実味がない。

「わかっちゃいますけどねえ」という内容に終始してた気がする。

 

  • ポジティブに考えろ
  • まず行動しろ
  • 変化を楽しめ

分かっちゃいるけど一番難しいことをキレイに書いた本でした。

 

どこかの章で、

「この本では、よくある「ポジティブシンキングをしろ」という単純な話をしているのではない」

って書いてあった気がしたんだけど、最後まで読んでみた結果、やっぱりポジティブシンキングしろっていう主張だったな。

 

普段、そこまで自己啓発本を読んでいない人には良いかも。

 

「期待に問題がある」

人が落ち込むのは期待と現実のギャップがあるから。
みんな現実の方に目を向けがちだけど、期待の方にこそ問題がある。

という内容は納得できる。

ただ一方で「目標を立てろ」っていう自己啓発もあるわけで。

目標を立てる行動自体は、「まず行動しろ」っていうこの本の中の主張とも合っているし。

でも目標を立ててしまうと無意識に期待が生まれてしまい、そのギャップに苦しむと。

 

変化を楽しむんだ!って書いてあったけど、

そんな高等技術が簡単にできていたらこんな本は読んでいないわけで。

 

難しいですね。

期待しないで行動に移すことが現実的にできるんだろうか。

【映画】RRR

RRR

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よく見ているyoutuberさんや周りの友人が「いいよぉ!」と勧めてくれたので見てみることに。

 

ネタバレ無しあらすじ

舞台は1920年、当時は英国の植民地とされていたインド。

英国から大事な妹をさらわれてしまい、妹を連れ戻そうとするビームと、英国側警察官のラーマによるダブル主人公の作品。

インド映画ならではの3時間(インターバルあり)、ハッピーになれる音楽・ダンスも楽しめる作品。

 

ネタバレ注意感想

インド映画って独特

面白いですよね、インド映画。はまりそう。

  • 長い(3時間は当たり前なので、途中で休憩が入る)
  • ミュージカル風なダンスが入る(楽しい)
  • 序盤の展開は意味が分からない(最初は置いて行かれているのを楽しむもの)
  • 途中は結構えぐいストーリー(普通に人が死んだりする)
  • 最後は絶対に完全ハッピーエンド(最高だ)
  • 演出が豪華で派手

お酒とお菓子を片手に楽しむのがとても良い。

この『RRR』、上記の要素がすべて詰まった「ザ・インド映画」って感じですごく楽しかったです。

戦闘シーンなんかすごかったし(ギャグだよなと思うくらいすごい)、

大評判の「ナートゥ」も良かった!中毒性ある。

ナートゥダンスの本気さに笑ってしまった。すごすぎワロタ状態

 

最初、ラーマが上からの指示に従って、大群衆の中からとある人を引っ張り出すシーンがあるのですが、

そこの戦闘シーンが結構リアルというか、すごかった。

だいたい、映画やアニメの大群VS一人の戦闘シーンって、大群側が一人ずつ襲ってきた理とかして、ちょっとリアリティに欠けたりするじゃない。

でもRRRでは全然違っていて、超リアル。

普通に戦ったらこういう動きするよなって思う。みんないっぺんにラーマに向かって攻撃仕掛けてくる感じ。本当に戦ったんかなアレ。

 

(まあところどころ、ラーマの強靭さを表すために人が吹っ飛んだりするので、「こんなうまくは行かんやろ」ってところはもちろんあるが)

とにかく、「インド映画すげー!」ってなりました。

 

主人公のモデルは実在するらしい

主人公のビームとラーマ、インドで実在した人物がモデルになっているらしい。

ビームは、ゴンド族を率いて英国に反乱を起こした「コムラム・ビーム」という人。

名前・民族が同じですね。

ラーマは、「アッルーリ・シータラーマ・ラージュ」というインドの革命家がモデル。

本人とされる銅像の姿が、映画内ラーマの最終決戦時の姿とほぼ同じ。

戦闘がめちゃんこ強かったというのも、モデルと同じだそう。

ただ、警察官としてもぐりこんでいたという事実はなさそうです。

恋人「シータ」も実在した様子。

 

wiki情報ですが、ビームの歴史とラーマの歴史を色々混ぜて映画が作られているような印象を受けました。

実際、二人は出会ってなかったみたい。

 

これ、イギリスで公開してるの?⇒してた

舞台がイギリス植民地時代のインドということもあり、イギリスの描かれ方が結構えぐい。

典型的な救いようのない悪役として描かれています。

分かりやすい悪役がいた方が、映画としては盛り上がるんだけど、実際にあった舞台背景だし…こんなストレートに描いて大丈夫?

 

でもふと思ったのは、日本も敵国としてボロクソに描かれている映画ってあるよなあと。

日本の歴史舞台にした映画でも、アメリカが敵国として残虐に描かれてたりするしね。

日本にいるから、日本が敵国な映画があまり出回らない&情報も届かないだけであって、実際はあるはず。

 

って思い、イギリス内でのRRRについて調べてみたんだけど、実際に上映されているし、何ならすごくヒットしているらしい。

えええ。まじか。

イギリスの人はどんな気持ちで観てるの?

 

ハッピーエンドで終わる作品は好きだ

インド映画「きっとうまくいく」も観たんだけど、インド映画の最後って最高にハッピーで終わるからいいよね。

途中の展開は結構えげつないんだけど、最後が良ければ幸せな気持ちになるなあ。

昔から、ハッピーエンドで終わる作品が好きなんですよねえ。

やっぱり、できるだけポジティブな感情を持ちながら生きていたい。

 

最後、イギリス国王を追い込んで殺しちゃうんだけど、

よくある展開としては、最後の最後で大ボス(国王)に銃で撃たれて主人公どちらかが死んじゃうとか。

実は大ボス(国王)が良いやつだと気づいてから国王が死ぬエンドとか。

↑の展開ってちょっと後味悪いんですよねえ。

 

でも、RRRは気持ちいいくらい躊躇なく殺してた。笑

気持ちよかったねえ。

【読書】脳の名医が教える すごい自己肯定感

脳の名医が教える すごい自己肯定感

著者:加藤俊徳

2022年7月29日発行

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学びまとめ

「自己肯定感」の高低は脳の癖のせいである

能力がある・ないにかかわらず、自分を否定するか・しないかによる違いが自己肯定感の高低を決める。

自己否定する人は、自分の認知が歪んでしまっている。

自己否定感が強いとき、脳は活動していない 
→ 注意力低下・意欲現象によりさらに脳の活動量が減る負のスパイラルに陥る。

自己肯定感が強いとき、脳が活発に動き「快」の状態になる 
→ もっと成長したい・脳を使いたいと思い活動量はさらに増える。

 

「他律性」ではなく「自律性」の自己肯定感を作る

ビジネスの世界では「他社評価社会」のため、他人からの評価による自己肯定感が強くなっている。

→学歴・肩書・収入を自分の価値だと思い、モチベーションになってしまっている!

他律性自己肯定感は、他者による作られた基準のため非常に脆い。

(他者が変われば基準も変わるし、時代・環境によっても変わるため)

 

自己否定によって自分を守っている

「自分はだめだ」と思い込むことで、前向きになる努力・労力から逃れられる。

自己否定することで面倒なことから逃げようとしている。

自己否定が続くと、脳はどんどんフリーズし、さらに面倒なことから逃げようとするので、沈みっぱなし。

 

自己否定をやめるためには

  • 右脳の自己否定を左脳で抑える
    左脳は言語処理するため、自分の強みを言葉にして再認識させること。
  • おうち時間を減らして体験を増やす
    家の中だと運動系の脳が全く動かないため。
  • 運動する
    運動をする子供の方が自己肯定感が高いという調査結果あり。
  • 目標を作る
  • 将来の選択肢を増やす
    視野が狭くならないように、選択肢が増える方を選ぶ。
  • 肯定感が上がる人と付き合う
  • 自分基準を作る

 

自己基準を作る方法

  • やりたいことを紙に書き出す
  • 色々な自分ランキングを作る
    自己理解のため。これにより自分の基準が明確になる。
  • 「人生の成功とは何か」を決める
  • 「美」の基準を明確にする
    「美」の感覚は人それぞれ、センスとは脳全体を使って出来上がっている。
    美の基準を決める=自分を理解すること。
  • 手本とする人を設定する
  • 自分の人生訓を作る

 

脳に自信が宿る10の習慣

  1. 100日カレンダーで生活リズムを整える
    逆算して1日の行動を決めておくことで達成感を得られる
  2. 7時間睡眠
    7時間の睡眠時間が最も脳がクリアになる
  3. 毎日5kmの朝散歩をする
    視覚・聴覚・伝達・思考・感情が働く散歩が最強。
  4. 新しい習慣を取り入れる
    脳を刺激するため。毎日同じことの繰り返しは×
  5. 人間関係を複数作る
    人とのコミュニケーションが脳を刺激する。
  6. 解釈を変える
    何らかの事象が起きたときのとらえ方を良い方に変える。
  7. スマホ断ちをする
  8. 身の回りの整理をする
  9. 誘いにはとりあえず乗る
  10. 時間をコントロールする

 

振り返り

人の目を気にする時点で自分の人生ではない

ここまで激しくは書いてなかったけど、この本を読んで私が感じたことです。

人からどう思われてるか気になる、とか

会社内での自分の評価が気になる、とか

○○さんに認められたいから頑張る、とか

そういった行動をしているのであれば、それは自分の人生ではないなあ。

 

具体的な方法が結構難しそう

本の中で、自己否定の無くし方や自己肯定感を挙げる方法などが紹介されていたが、

正直、「それできてたら自己肯定感低くないのよ」って思うものが多い。

 

例えば、運動とか睡眠とか友達を選ぶとか、この本を手に取って読んでいる人からすると、頭ではわかっちゃいるんだけどね状態だと思う。

特に「100日カレンダーを作る」はできる気がしない。

確かに「実際にちゃんとできたら」達成感は得られるんだろうけど、挫折する未来が見えるぜ。

しかも3か月以上も先なんて、きっと色々状況が変わってるだろうし。

その頃には、昔に立てた1日の計画を達成することの意味が薄くなっている気がするから、あんまりお勧めできないなー

なんて思いながら読んでました。

 

とはいえ「自己理解」はすごく大事

まあ具体アクションは難しいことが多く紹介されてたけど、

本の中にあった「自分基準を作る」はすごく意味があるアクションだと思う。

要するに自分を理解して自分を認めてあげるという工程の一つ。

人から言われた基準じゃなくて、自分で作るというのがすごく大事。

  • 美の基準を決める
  • 自分の人生訓を作る

は、やってみよーう

【映画】メッセージ

メッセージ

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ネタバレ無しあらすじ

公開:2016年

ある日、地球の各地に謎の宇宙船が降り立つ。

主人公の言語学者ルイーズは、地球外生命体とコミュニケーションを取り、地球に来た目的を聞き出す役割を与えられる。

SFメインのストーリーで、『インターステラー』などが好きな人はたぶん好き。

そして私も好き。

 

ネタバレ注意感想

原題は「Arrival」、原作小説は「あなたの人生の物語

『メッセージ』っていうのは邦題で、英語では『Arrival(到着)』です。

到着…?ってなんだろうって思ってたんですが、見た後に考えるに、

時間という次元の中で、主人公と地球外生命体が重なり合った時間に到着した、ということ?と解釈しました。

また、原作となった小説は『あなたの人生の物語』。

SFの不思議な世界観はありつつも、かなりのヒューマンドラマであることをお分かりいただけるだろうか。

ストーリーも、結構考えさせられます。

 

SFおなじみの「時間」という次元

『メッセージ』では、地球外生命体の言葉を理解するにつれて、主人公が「未来」に行き来できるようになる。

SFでは待ってました「時間」という次元が発生。

インターステラー』でも時間次元存在しましたよね。

最初は、現実と未来へ画面がぱちぱちと変わっていくので混乱するが、結構考えさせられる。

未来が分かるようになったら、未来を見に行くか?

未来が分かったら、その未来を変えたいと思うか?

↑これ、よく議論になりますよね。

主人公は、未来が分かるようになっても、未来と同じ道を歩みます。

未来では、自分の子供が病気で亡くなってしまうことが分かっているにもかかわらず、子供を作ります。

作中、そのこと(子供が病気であるとわかっていて子供を産んだこと)が夫に知られて、夫と別れてしまう描写もあります。

 

自分だったらどうするかなあ…と考えたけど、たぶん未来は変わらない気もする。

必死で変えようとした結果、見た未来に繋がっちゃうじゃないかなと考察。

 

「未来が分かる」って、便利そうで実は不幸な能力なのかもなと思う。

 

「言語」の奥深さ

さて今回は地球外生命体の言語によって未来を行き来する能力を手にします。

よって、「言語」がとても重要なファクターになります。

作中でもあるように、「使う言葉によって思考が変わる」というのは実際あるようで。

例えば、日本語と英語では同じ意味を持つ言葉でも、ニュアンスや表す対象が異なっている。

こういうちょっとしたところから、考え方・思考・価値観が醸成されていく。

だから、同じ人間でも国民性が出るのは当たり前なんですよねえ。

 

日本語の「もったいない」が、英語では一言で表す表現が無かったように、

日本ではモノを大事に使う文化があるってことがわかりますよね。

言語って面白いんだな本当に。

 

宇宙船、使途やん

宇宙船、信じられないくらいでかいんですけど、最初に見て

これ使途やん

って思った。コワイ!こんなの近づきたくないぜ。

 

 

【映画】シックス・センス

シックス・センス

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00GT2WM72/ref=atv_dp_share_cu_r

 

ホラー映画だと思っていてずっと見てなかった作品。

夫が「ホラー要素が少なくて、結構いい作品らしい」と教えてくれたので、二人で見てみました。

 

ネタバレ無しあらすじ

公開:1999年

小児精神科医であるマルコムが、精神病を患っている少年コールの治療をすることに。

コールは、自分が死者を見ることができる「第六感」を持っているとマルコムに打ち明ける。

映画内に出てくる死者が、少しグロい見た目をしているが、全体的なストーリーはサスペンス・感動寄り。

なのでホラー苦手な人でも(頑張れば)楽しめる。

 

ネタバレ注意感想

2回見たくなる映画

シックス・センスを、なんの知識もないままに見れたことを幸運に思う。

これは結末知ってたら結構台無しだったなあ。

最後の最後でマルコムがすでに死んでいるってことが分かってから、そういえばあのシーン…って思うところがいくつか。

ちょっとした違和感が、マルコムが死んでいたという事実を知ったことで納得するあの気持ちよさ。

怒涛の伏線回収。これは久々の感覚…

これは2回みたい!

 

幽霊が見えるってかわいそう

コールが不憫すぎるなあと思う。

調べてみたら、幽霊が見える=幻覚が見える、という症状に置き換えると精神科の範疇なんだね。

本当に精神によるものなのか・幽霊が実際に見えているのかは分からないけど…。

 

作中のコールは本当に幽霊が見えていた描写だったね。

あんなの、精神おかしくなるだろそりゃ。コールカワイソス

で、ヴィンセントみたいに自死を選ぶ気持ちもわかる。怖すぎて生きていたくないもん。

 

コール可愛すぎないか

最初からずっと思ってたんだけど、コール可愛すぎない?

すんげーかわいいんだけど。

天使やん。

 

以上!

【読書】気遣いを恋と勘違いする男、優しさを愛と勘違いする女

気遣いを恋と勘違いする男、優しさを愛と勘違いする女

著者:関口美奈子

2022年10月4日発行

https://amzn.asia/d/8dW9djW

 

ブログの勉強のためにKindleで借りてました。

元ナンバーワン銀座ホステスの人が書いた本で、当時の話も織り交ぜながら書かれていて面白かった。

 

 

学びまとめ

男性は「オーバーリアクション」くらいがちょうどいい

男性はリアクションが薄すぎる傾向にある。

女性の話を聞いていると自分で思っていても、反応が薄くて女性からは同じように思われていない可能性が高い。

やりすぎくらいがちょうどいい

 

「解決脳」と「共感脳」の使い分け

※昔、同じような意味で男性脳・女性脳という言葉が流行ったが、必ずしも男性・女性で分けられないことに注意

自分の意見を言う「解決脳」は、しっかり関係性ができてから が鉄則

※よく知らん相手から正論を言われても受け入れられないのはコレ

 

女性は嫌いな相手でも気遣いを忘れない

男性は、この優しさを好意だと勘違いしてしまうことが多い。

好意があるかどうかは、次のデートを承諾するかどうかで判断すべし

 

男性に「察してほしい」と思うのは止める

何かをしてほしいときは明確に伝える方がいい

 

フランス発祥の「相貌心理学」というもの

  • 丸顔・四角顔タイプはエネルギー量が豊富
  • 卵型・面長タイプはエネルギー量がそこまで多くない

というものがあるらしい!おもしろい

顔の輪郭が似ているカップルは上手くいくとも言われているらしい

 

女性は安心させてくれる男性に弱い

安心させてくれる男性=連絡がマメな男性

連絡が多い=愛情だと勘違いし、自分に好意があると安心してしまう

連絡が全然来ないから、自分のことを好きではないというわけではない

(普段連絡しない男性は多い)

 

男性はヒーロー願望を満たしてくれる女性に弱い

ヒーロー願望を満たす女性=褒めてくれる女性、悲劇のヒロイン

かわいそうな境遇の女性を守ってあげたくなってしまう

 

男性感強めの発言・投稿が多い人はモラハラ気質アリ

  • 相手を下に見る発言(「俺がいないとダメ」「お前は何もできない」)
  • 仕事の成功・できる男アピールをする(仕事の表彰自慢が多い、忙しいアピール)

 

メンタル弱めな人のSNS特徴

ハーバード大学の研究で、不安や鬱になりやすい人のアカウント特徴を調査。

→投稿数が多く、全体に青みがかった写真が多く、自撮り写真or特定の個人の顔だけ写真が多かった

 

人間性を知るための質問

→どうしてその仕事を選んだの?

※ただし仕事関連の質問は地雷が多いので慎重に。

 

何に幸せを感じるのかを知るための質問

→最高の1日ってどんな日?

普段の休日の過ごし方を聞いてもあまりわからないことが多いので、理想の1日を聞いてみる。

ライフスタイルや価値観が分かる。

 

相手の「普通」を知るための質問

→子供時代はどんな子だったの?/ご両親はどんな人?

その人の常識は、育ってきた環境や家族関係が大きく関係する

 

相手の感性を知るための質問

→暇なときは何をしている?

時間の潰し方には、その人の感性が表れると言われている

 

金銭感覚を知るための質問

→普段ランチはどうしているの?

お弁当なのか、外食なのか、社食なのか、でなんとなくお金の使い方が分かる。

 

良い出会いがないなら自分が変われ

人間は同質性の高い者同士が結びつくという法則がある

まずは自分を高めて今の状況から脱することが大事

 

詐欺師は自分都合で急かす

付き合うこと・結婚することを自分の都合だけで急かす相手は危ない

 

モテる人の共通項は「余裕がある」こと

恋愛だけにのめりこまず、自分の世界を複数しっかり持っている人はモテる

メンタルが安定しているとも言う

 

振り返り

やっぱり男女で思考の違いってあるよな

昔から人類学的な豆知識が好きで、「男性脳」「女性脳」についても知っていたので、この本の内容は知っていることが多かった。

こういう、異性の考え方の違いを理解するところから恋愛って進んでいくのよね。

まあ、男性だからこう・女性だからこうっていう決めつけは良くないけど。

 

「相貌心理学」は面白いけど、どうなんだろ

「相貌心理学」なんてものがあるんですねー面白い。

顔で人の中身を決めるのは良くないのでは?と思いつつ、

なんとなく顔の印象と実際の性格って合ってることが多いよなーと思う。

これも「相貌心理学」なんかなあ。

 

本の中で、結構なボリュームを割いて「相貌心理学」について描かれてました。

心理学の解説というよりも、「こういう顔の人はこんな性格!」っていうのを紹介しているものなんだけど。

ここまではっきりと書いていいんだろうか…?と思うくらい。笑

これ、整形したらどうなるの?とか…色々考えちゃいました。